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原付バイクの維持費はいくらかかる?|年間の維持費を具体例をもとに解説

原付は維持費が安いとよく言われますが、実際どれくらいの金額なのか気になる方もいるかもしれません。原付の維持費には、車両本体価格、保険料、燃料代、点検・整備費用などが含まれます。本記事では原付バイクの維持費や維持費を抑えるポイントについて解説していきます。

この記事の要約

  • 原付バイクは車に比べ、維持費が安くコストパフォーマンスに優れる。
  • 自賠責保険、軽自動車税、ガソリン代、整備費用、任意保険が主な維持費である。
  • 維持費を抑えるためには、保険の長期契約や定期的なメンテナンスが推奨される。
  • 原付バイクは都市部での移動に適し、駐輪スペースも少なく済むため便利である。
原付バイクの維持費を抑えたいあなたにおすすめ

原付はコストパフォーマンスの良い移動手段である

原付は、エンジンがついている乗り物のなかでも抜群のコストパフォーマンスの良さを誇っています。自転車を漕いで行くには距離があるし、車は車両代も維持費も高すぎる。公共交通機関の乗り継ぎではたどり着けないこともあります。そんな方には原付バイクがおすすめの移動手段です。原付バイクのメリットは、車両を手軽に購入できる点や維持費が安いこと、免許が1日で取得可能なこと、そして自動車免許を持っていれば運転ができる点です。これらの特長から、原付バイクはコストを抑えながら便利に移動するための最適な選択肢と言えるでしょう。

原付バイクにかかる維持費の内訳

ここからは原付バイクにかかる維持費の内訳について解説していきます。

自賠責保険

自賠責保険は、別名強制保険として知られ、公道を走る自動車には加入が義務付けられています。この保険の正式名称は「自動車損害賠償責任保険」であり、万が一事故が発生した場合、被害者を救済するための保険として設けられています。

2023年度の自賠責保険料は、12ヶ月契約が6,910円、24ヶ月契約が8,560円、そして36ヶ月契約が10,170円でした。長期で加入することで料金が安くなり、例えば36ヶ月契約すれば年額3,390円という計算になります。

自賠責保険の料金は度々改定が入るため、長期での加入がおすすめされています。この保険は被害者への基本的な対人賠償を確保するものであり、所有物や自身が運転者の場合には補償されません。

そのため、自動車を所有する方は自賠責保険に加入することが法律で義務付けられているため、しっかりと加入手続きを行い、安心して車を運転することが重要です。

軽自動車税

原付バイクの軽自動車税は排気量によって異なります。50ccの原付バイクの場合、年間の自動車税は2,000円です。一方、50ccから125ccの原付バイクの場合は、2,400円になります。

これらの金額は総務省のホームページによる情報です。車両にかかる税金は普通自動車と比較して約10分の1となります。つまり、原付バイクの軽自動車税は比較的安価であると言えます。

ガソリン代

50cc原付バイクのガソリン代は、距離や車両、ガソリン価格によって異なります。今回はモデルケースとして「年間240日使用」「50ccバイク」「通勤片道5km」「燃費60km/l」「ガソリン代160円/l」で計算してみます。

240日×5km=1200km 1200km÷60km/l=20l 20l×160円=3,200円

50cc原付バイクは、燃費が良いことが特徴であり、通勤や通学に最適な乗り物と言えます。例えば、片道5kmの通勤であれば、1日にかかるガソリン代は約13円程度です。

このように、原付バイクは燃費の良さから、年間のガソリン代も比較的安く抑えられることがわかります。また、燃費が良いだけでなく、維持費も車両の整備代を含めて約30,000円程度という低コストで利用することができるのも魅力の一つです。

車両の整備代

50ccバイクの年間の整備費用は、主にエンジンオイル代が含まれます。加えて、タイヤやバッテリー、プラグの交換などの修理が必要な場合、年間で15,000円の予算を確保しておけば、十分だと考えられます。

任意保険

原付の自動車保険加入は強制ではありませんが、万が一事故を起こしてしまった場合のために、加入しておくことを強く勧めます。自賠責保険は被害者を救済するための保険であり、相手の人に対する補償を目的としています。

しかし、自賠責保険では相手の物や自分のけがに対する補償は含まれていません。そのため、任意保険に加入することが重要です。任意保険の補償内容は契約内容によって異なりますが、事故やトラブルに備えて加入しておくことをおすすめします。

任意保険の金額は、原付バイク単体で加入するか、自動車保険特約のファミリーバイク特約で加入するか、契約者の年齢や等級によって大きく異なります。特に自損型のファミリーバイク特約では、10,000円前後で加入できるプランもあります。

原付バイクは身体がむき出しであるため、事故に遭った際のリスクは大きいです。そのため、リーズナブルな保険料でしっかりとした補償を受けられる任意保険に加入することが、安心してバイクを楽しむために重要です。

駐輪場代

原付バイクを自宅に置く場所がない場合や、駅までの移動に原付バイクを利用する際には、別途駐輪場代が必要になります。駐輪場には屋根付き、屋外屋根なし、屋内施設など様々な種類があります。

駐輪場の金額は立地条件や公営・民間運営によって異なり、月額3,000〜10,000円程度が相場とされています。自宅に駐輪場がない場合、屋根付きの駐輪場を利用することでバイクを雨や日差しから守ることができます。

屋内施設の駐輪場はセキュリティ面でも安心であり、盗難や破損のリスクを減らすことができます。

原付の維持費は自動車や大型バイク等と比べると安い

原付バイクの維持費は、自動車や大型バイクよりも大幅に低く抑えることができます。自動車税やメンテナンス費用、自動車保険料など、どれを見ても原付バイクに代替するべき移動手段はありません。

車もバイクも排気量が増えると税金やメンテナンスコストが上昇するため、結果的に維持費も高くなります。原付バイクは燃費が良く保険料も安いため、日常の移動に最適です。特に長距離を走らないし、毎日乗せる人がいない場合は、原付バイクでの移動がおすすめされます。

狭い道や渋滞にも強く、駐車スペースも必要最小限で済むので、都市部での利用にも適しています。

原付の維持費を抑えるポイント

ここでは原付の維持費を抑えるポイントについて解説していきます。

自賠責保険を長期で加入する

原付バイクをお手入れするコツの一つは、自賠責保険を長期間契約することです。一年間の契約よりも二年間契約、そして三年間契約が割安になります。一度三年契約しても1年で乗らなくなった場合、もったいない気持ちになるかもしれませんが、そのときは自賠責保険を解約し、返金手続きを依頼しましょう。

保険会社の窓口に必要書類を持参する必要がありますが、手続きをきちんと行えば解約返金が可能です。何度も新たに加入手続きを行ったり、途中解約してしまったりするよりも、長期契約の方がお得で大きなメリットがあると考えられます。

車両のメンテナンスを定期的に行う

原付バイクを所有する際、維持費を抑えるための重要なポイントは、車両のメンテナンスを定期的に行うことです。原付バイクには車検の義務がないため、自賠責保険に加入していれば公道を走行できますが、それだけでは安心できません。

例えば、エンジンオイルのメンテナンスを怠るとエンジンが故障し、高額な修理代がかかる可能性があります。また、タイヤのメンテナンスを怠るとタイヤがパンクし、思わぬ出費が発生するかもしれません。

これらの出費は、日頃からしっかりとメンテナンスを行っていれば防げるものです。自分での日常点検が難しい場合は、バイクショップやディーラーで定期点検を受けることをおすすめします。

さらに、急発進や急ブレーキなどの運転操作にも注意が必要です。安全かつ経済的に原付バイクを楽しむためには、定期的なメンテナンスと運転時の注意が欠かせません。

急発進、急ブレーキを控えて燃費を意識する

原付バイクの維持費を抑えるコツは、急発進や急なブレーキを控え、燃費に気を配ることです。最近は燃費が良い車両も増えていますが、実は燃費を改善するには、急発進や急ブレーキを抑えるのが一番効果的なのです。

もし燃費の悪い車に乗っていたり、運転が荒れていると、ガソリン代がかさみます。 昔と比べてガソリン代が高騰している今、急発進や急ブレーキは控えるようにしましょう。

任意保険は吟味して加入する。加入済みの場合は見直す

原付バイクの維持費を削減するポイントのひとつは、任意保険を見直すことです。 代理店に加入する利点は、緊急時に相談できたり、事故時にサポートを受けられるという点が挙げられます。

一方、オンライン保険に加入すると比較的コストが抑えられるという利点があります。 保険に加入するだけでなく、契約内容や年齢条件を再検討することで保険料が下がることもあります。

例えば、自動車保険を代理店で加入し、別の契約でネット保険の原付バイク保険に入っている場合、自動車保険のファミリーバイク特約に切り替えることで総保険料が低くなる可能性があります。

自身が加入している保険の内容をチェックし、再検討することで維持費を削減することができるかもしれません。

雨に濡れないところに駐車する

5番目の原付バイクの維持費を削減するヒントは、雨の影響を受けない場所に駐車することです。雨ざらしの場所に駐車すると、部品が錆びたり、劣化が進んだりします。屋根のない場所では昼間も直射日光を受けるため、紫外線による早い経年劣化も引き起こします。

通常、数年後に修理が必要ない部分でも、保管環境が悪いと早めに修理が必要になる場合があるので、原付バイクの保管場所をよく考えるようにしましょう。

ヘルメットなどの安全面も大切に

原付バイクを購入する際には、車両だけでなく自身の安全も確保するために、ヘルメットやグローブなどの安全装備を忘れずに揃えることが重要です。ヘルメットは頭部を保護し、グローブは手を守る役割を果たします。事故や転倒時に身を守るためには、これらの装備は必須です。

また、季節によっては気温の変化が大きいため、暑さ対策や寒さ対策のグッズも用意しておくことが重要です。暑い季節には通気性の良いヘルメットや涼しい素材のグローブが必要ですし、寒い季節には防寒対策を考えた装備が必要となります。

バイクを楽しむ上で安全は最優先です。原付バイクに乗る際は、バイク用品をしっかりと揃えておくことで、安全面でのリスクを最小限に抑えることができます。

まとめ

原付バイクは大型バイクや自動車と比べて、維持費は安くすむでしょう。車を所有するのは維持費がかかりすぎると感じる方も多いです。燃料代や保険料、車検や税金など、車の維持費は意外と高額です。

自転車で通勤通学するのは健康的ではありますが、天候や距離によっては厳しいこともあります。また、公共交通機関に乗るためには距離があるという問題もあります。そんな方には原付バイクの検討をおすすめします。

原付バイクは燃費が良く、駐輪スペースも広く必要ないため、移動手段として便利です。お気に入りの原付バイクを手に入れて、快適な生活を送りましょう。

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  • 記事を書いたライター
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masaki

会社員時代はアルバイト経験も含めると ・小売業(ドラッグストア、コンビニ) ・一般事務、営業、販売促進(製菓メーカー) ・サービス業(スポーツクラブ) などを経験。ライター業は2020年より副業としてスタートし、2023年4月より専業ライターとして活動。【所有資格】 ・情報処理検定2級 ・ワープロ実務検定3級 ・ウエルネスデザイナー

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