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原付免許で125ccバイクが運転できるようになる?いつどのように変わるのか解説

バイクの免許制度に大きな変化が訪れようとしています。それが、「原付免許で125ccバイクが運転できるようになる」ことです。この制度変更は、バイクを新しく買う人だけでなく、日常的にバイクを利用する愛好者の方にも関係があるものです。つまりバイクに乗る人全員必見の内容となっています。

この記事では、原付免許で125ccバイクが運転可能になる背景やその具体的な変更内容、さらに利用する上での注意点を詳しく解説します。また、最終的には安心・安全なバイクライフを送るために欠かせないバイク保険やロードサービスについても触れ、必要な準備をサポートします!

この記事の要約

  • 原付免許で125ccバイクが運転可能に:2025年4月から新制度が施行され、簡易な実技講習が追加される予定。
  • 制度変更の背景:50cc原付の販売減少や排ガス規制強化により、新基準の125cc原付が導入されることに。
  • メリット:交通の流れに乗りやすく事故リスク低減、安全性能向上、運転しやすさが確認されている。
  • 注意点:125ccバイクは維持費が高く、購入・保険・メンテナンス費用を考慮する必要がある。

現行制度の原付制度の概要と課題

2024年現在、日本の原付免許では総排気量50cc以下の原動機付自転車一種を運転することができます。この50cc以下のバイクには自動車に比べていくつかの制限が設けられています。

  • 最高速度:30km/h
  • 交差点での二段階右折:広い交差点では右折時に一度直進し、再び停止線で右折する必要があります。
  • 高速道路の走行不可:高速道路や自動車専用道路の走行は禁止されています。

原付免許の取得方法

原付免許は、16歳以上で学科試験に合格すれば取得可能です。実技試験は不要で、比較的短期間で手に入るため、若年層やバイク初心者に人気があります。

原付免許の法律変更内容とその背景

原付の区分が変更となった背景には、排気量50cc以下の新型モデルが各バイクメーカーから販売されなくなってきている現状があります。これまでは国内だけでも何百万台と販売されていましたが、近年では違法駐車の厳罰化や電動アシスト自転車の台頭、少子化などにより販売台数が落ち込み、採算が取れていない状況です。

原付をよく乗るのは日本だけで、欧州やアジアでは排気量100~150ccの小型バイク・スクーターが主流です。そのため国内バイクメーカーは、国内での販売が少なくなっていることに加え、輸出で利益も出せず、排気量50ccの原付を生産するメリットがなくなってきていました。

利用者は少なくなってきているとはいえ、国内では主に通勤・通学や買い物などで利用されており、生活に根ざしているため生産は続けられています。
このような、バイクメーカーにとって生産するメリットがない状況で、さらにマイナスとなる国内第4次排ガス規制が、2025年11月以降から適用されることになりました。その規制を受け、新基準原付が検討されることとなったのです。

現行の原付のスペックでは、新たな排ガス規制に対応できていない為、規制値をクリアできません。規制の条件をクリアする為には、現行の原付を全て開発する必要がありますが、ハードルが高過ぎて、生活の足として利用する多くの国民が困る可能性がでてきました。

そこで全国オートバイ協同組合連合会・日本自動車工業会により、基準を変更する要望が出され、「新基準原付であれば原付免許で運転しても良い」という改定が行われることになりました。

原付免許で125ccバイクを運転可能にする制度変更は、2025年4月からスタートします。4月に向け段階的に変更していきます。変更内容とこれからの変更内容は下記のとおりです。

新たな免許区分:原付免許に簡易な実技講習を追加した形で新設されます。
試験内容の変更:従来の学科試験に加え、基礎的な実技試験が課される可能性もありますが、2024年12月現在、まだ発表されていません。

スケジュール

制度変更は2025年4月に向け段階的に変更となります。

2024年12月:法改正案の最終決定と公表。
2025年1月~3月:新制度に関する周知活動と準備期間。
2025年4月:新基準原付免許制度の施行開始。

制度変更により原付に乗る方へのメリットが4つあります。

交通の利便性向上

125ccバイクは、50ccよりもスピードや加速性能が高く、交通の流れにスムーズに乗れるため、交通事故リスクの低減や渋滞緩和に寄与すると考えられています。

安全性能の進化

最近の125ccバイクは、ABS(アンチロックブレーキシステム)やトラクションコントロールなどの安全装備を搭載しており、初心者にも扱いやすくなっています。そのため事故率やけがをする確率が少なくなると考えられています。

実は運転しやすい

警察庁交通局主導で免許の実技試験を担当している技能試験官12名による走行評価が行われ、125ccバイクは現行の排気量50ccの原付と比べても、経験値にかかわらず同等かそれ以上に運転しやすいと判明しました。

一般ライダーの乗車試験でも現行の排気量50ccの原付と比べて遜色なく、ほとんど運転特性に違いはないという結果になりました。そのため現行の原付ユーザーも問題なく運転することが可能だと考えれています。

バイク保険とロードサービスの重要性

保険の種類と選び方

バイクに安心して乗る為にはバイク保険の加入がおすすめです。バイク保険の内容は、対人・対物賠償補償、車両保険、搭乗者傷害補償などがあります。自分のライフスタイルやバイクの利用頻度に合わせて、最適な補償を選ぶことが重要です。

対人・対物賠償補償

他人に怪我をさせたり、他人の財産を損壊した場合に補償される保険です。事故の際の賠償責任をカバーするため、必須の保険と言えます。

車両保険

自分のバイクが事故や盗難、自然災害などで損害を受けた場合に補償される保険です。特に高価なバイクを所有している場合や、頻繁にバイクを利用する場合におすすめです。

搭乗者傷害補償

事故の際に自分や同乗者が怪我をした場合に補償される保険です。医療費や入院費用などをカバーするため、安心してバイクを利用するために重要です。

保険選びのポイント

サービス内容の充実度

ロードサービスの距離制限や補償内容を確認することが重要です。例えば、レッカー移動の距離制限が短いと、遠方でのトラブル時に追加費用が発生する可能性があります。

コストパフォーマンス

保険料と補償のバランスを考慮することが大切です。安価な保険でも必要な補償が含まれていない場合、いざという時に困ることがあります。

利用者の評判

口コミや評判を参考に信頼できる保険会社を選ぶことが重要です。実際に利用した人の意見を聞くことで、保険会社の対応やサービスの質を把握できます。

保険に付帯されているロードサービスとは

ロードサービスは、バイク保険に付帯されるオプションとして、トラブル時に非常に役立ちます。契約する際には、下記サービスが含まれているか確認しましょう。

レッカー移動

故障や事故で動けなくなった際に工場まで運搬してくれるサービスです。特に遠方でのトラブル時に安心です。

バッテリー上がりの対応

突然のバッテリー切れにも対応してくれるサービスです。出先でのバッテリー上がりは非常に困るため、このサービスは重要です。

ガス欠時の燃料補給

出先での燃料切れも安心です。ガソリンスタンドが近くにない場合でも、燃料を補給してくれるため、安心して走行できます。

タイヤ交換

パンクやタイヤのトラブル時に現場で対応してくれるサービスです。特に長距離ツーリング時には心強いサポートです。

ロードサービスがあれば、安心してツーリングをすることができます。

125ccバイクとこれまでの原付(50cc)の費用の違い

法律に合わせ50ccの原付から125㏄のバイクを購入する方も多いと考えられます。50ccバイクよりも維持費は高くなると考えられますので、日々の支出を見て購入を検討しましょう。ここでは、具体的な費用感を検討してみます。

購入費

125ccバイクの価格帯はまだ不明ですが、20万円以上になるのではと考えられています。現行の原付は排気量の違いによって価格に違いがあり、メーカーや車種によっても異なりますが、新品での販売価格の相場は以下のようになっています。

  • 排気量50ccの原付:15万〜20万円前後
  • 排気量125ccの原付:25万~35万円前後

排気量50ccと125ccでは、販売価格に10万~15万円ほどの差があります。新基準原付の価格帯は不明ながら、排気量125ccのバイクの中では20万円以上の価格になると予想されます。

保険料

等級や条件によりますが、50ccより高くなり、年間5万円以上となる可能性があります。任意保険や自賠責保険の費用がかかります。

メンテナンス費用

50ccより高くなり、年間10万円前後となります。定期的なオイル交換やタイヤ交換、ブレーキの点検など、メンテナンス費用が発生します。これらは原付でもかかる費用ですが、大型になる分値段があがります。

税金

50ccより高くなり、年間5万円程度となります。125ccバイクには軽自動車税が適用されます。税額は自治体によって異なります。

まとめ

原付免許で125ccバイクが運転できるようになる制度変更は交通の利便性向上や利用範囲の拡大など、多くのメリットが期待できます。一方で、安全性を確保し、万一のトラブルに備えるためには、適切な保険加入が欠かせません。
これから125ccバイクの運転を検討する方は、自分に最適な保険プランを見つけることをおすすめします。特に、ロードサービスが付帯した保険は、快適で安心なバイクライフをサポートしてくれる強い味方です。制度変更に備えて、保険や装備を含めた準備を整え、より安全で楽しいバイクライフを楽しみましょう。

  • 記事を書いたライター
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林啓介

都内大学卒業後、大手損害保険に就職。8年間、個人法人の保険ご提案を経験。現在は独立し、個人の方への保険アドバイスをしている。

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