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初めての方向け基礎知識

改造したバイクでも保険に加入することはできるのか?

改造したバイクでも保険に加入できる?

この記事でわかること

  • 改造バイクでも合法範囲なら保険加入可。
  • 違法改造は罰則の対象になる。
  • 改造バイクは告知義務があり、保険会社の判断に委ねられる。
  • 自賠責だけでなく任意保険への加入が重要。
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改造したバイクは保険に入れる?入れない?

バイクは購入時のままで乗ることも素敵ですが、シートやミラーなどを自分の身体と合ったものに買い替える人がたくさんおられます。
また、中古バイクの購入後は錆が目立つマフラーやホイールなどをカスタムしたいと考える方も多いでしょう。
そこで、1つ問題があります。改造したバイクは任意保険である「バイク保険」への加入はできるのでしょうか。
そこで、この記事では改造したバイクの保険加入にスポットを当てて、詳しく解説します。

合法の範囲の改造ならバイク保険に加入できる

まず、結論から言うとバイクを改造していても合法の範囲内であれば任意保険であるバイク保険に加入することができます。
バイクは車と比べると安価で交換しやすいパーツが市場に多く流通しており、新車の購入後からカスタムを楽しんでいる方も多くおられます。
では、バイクの改造を合法的に行うための基準について解説します。

バイクを合法の範囲で改造するコツとは

せっかくのバイクに乗る以上、自分好みの一台に仕上げたいものです。
では、バイク保険に加入をするためにも合法の範囲でバイクを改造するにはどうすればいいでしょうか。バイクの改造に関する法律は自動車と同じように扱われています。
法律では「点検や整備をし、保安基準に適合するように維持しなければならない」と定められており、合法な改造をする場合は保安基準に沿って改造を行えば問題がありません。

しかし、難点があります。この保安基準はとても難解という点です。
例として、バイクの改造で人気のマフラーですが、不正な改造で騒音が起きないように細かい基準が設けられています。
平成22年(2010年)以降の製造車に関してはマフラーの消音機能に関する部品が溶接、リベット等で取り付けられていないものに関しては違法とされています。

しかし、現役で活躍している古い製造年のバイクに関しては従来の基準が今も適用されており、違法改造とはみなしません。
バイクを合法的な範囲で改造することは保安基準を知っている必要がありますが、保安基準自体が難しいため、「バイク専門店や整備士に相談をしながら改造すること」が安全な改造のコツです。

ヘッドライトに関しても色温度に関して細かく範囲があり、色もオレンジ色と指定があります。
驚くことに点滅の回数も範囲が定められています。たとえパーツが手に入っても、その使用が合法とは限らないので注意が必要です。

参考URL 国土交通省 安全な車社会のために 不正改造の具体例

バイクの違法改造には罰則も

バイクは250cc以下の場合は車検がありません。
そのため、違法な改造が起こりやすいとも言われています。
しかし、マフラーの違法改造やナンバープレートの違法改造、ライトの色の変更などは実際に運転していると検挙されやすく、白バイなどもバイクの違法改造には目を光らせています。
バイクの違法改造には罰則もあり、不正改造の実施には、「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」が科せられます。不正な改造は違法であると認識することが重要です。

参考URL 一般社団法人日本二輪車普及安全協会 やめよう!バイクの不正改造!!
http://www.jmpsa.or.jp/block/chugoku/safety/e8718.html

バイク保険に加入しよう!バイク保険のメリットを解説

バイカーライフを快適に、安全に過ごすためには強制保険である自賠責保険だけではなく任意保険としてのバイク保険にも加入することが大切です。
自賠責保険はあくまでも被害者救済を目的としているため、万が一の交通事故の際に自身の身体や車体関する補償を行ってくれるものではないからです。
では、バイク保険に加入するメリットとは具体的にどんな点でしょうか。

バイク保険加入のメリット

バイクでの交通事故は車同士の交通事故と比べると、ケガの発生率が高い傾向があります。
特に車対バイクの事故はバイク側に大きな損傷が残ることが多く、重傷化もしやすいとされています。
バイクの乗車は自動車と比べると致死率も高い傾向があるため、任意保険としてのバイク保険にしっかり入っておかないと補償が全く足りない可能性があります。
また、バイク保険は自動車の任意保険と同様に特約にも加入することができます。
任意保険の加入は義務ではありませんが、事故の際のダメージが大きいバイクに乗車される場合には、任意保険への加入はご自身や家族のためにも検討しましょう。
主なメリットは以下のとおりです。

  • 自賠責保険では不足する部分をしっかりカバーできる
  • 交通事故の際には任意保険会社が交渉やアドバイスを行ってくれる
  • 自損事故や弁護士費用に関する特約を付帯すれば、補償内容をさらにパワーアップできる
  • 一般的にロードサービスに関しては無料で利用することができる
    (ロードサービスとは急な故障によるレッカーサービスやキーの閉じ込みなどのトラブルに対応してくれる。補償内容に関しては制限もあるが、無料で利用できるサービスが充実している。)

250cc以下のバイクは加入率が低い?

バイク保険はしっかりとバイカーライフを補償してくれる保険商品ですが、250cc以下のバイクは加入率が低いという声があります。
特に車検の無い250cc以下のバイクは車検がない、という維持コストの面での魅力が大きいため、若年層にも購入がしやすいという側面があります。
安くバイクを維持したいがためにバイク保険への加入も少ない傾向があるのです。

特にレジャーシーンでしかバイクには乗らない、と考えている方や車とバイクの両方を維持している方は、自賠責保険への加入のみに留めてしまう方が多いようです。
しかし、250cc以下のバイクもスピードが出る車体は多く、交通事故の際には相手にも自分にも甚大な被害が生じる可能性があります。
また、相手方の車両が任意保険に加入していない場合にも、ご自身が任意保険に加入しておけば自賠責保険では補償されない車体修理を受けることができます。(但し等級はダウンします)小さな出費を抑えるのではなく、大きな損害に備えて250cc以下のバイクであってもバイク保険への加入が大切です。

改造したバイクで加入する際のポイント

バイクをご自身好みに加入した場合であっても、冒頭に触れたようにバイク保険に加入することができます。
合法的なバイクで車検があるものは、車検証上に「改」という表示がなされています。
車検を無事に通過できたバイク、という意味です。
しかし、車検証上に表示があるからと言って、告知義務を違反すると任意保険会社は交通事故の後に改造したバイクであることを知ると、支払いに厳しい姿勢を見せる可能性が高いでしょう。

また、250cc以下のバイクは車検がないため、基本的にご自身できちんと任意保険会社側へ改造の有無を伝えることが必須です。
告知を怠って任意保険に無理やり加入をしても、交通事故の発生後に余計なトラブルを増やすことになってしまいます。
交通事故が起きてしまい、実際に支払いが行われる場合には保険会社側の損害調査が実施されます。
違法な改造は隠していてもこの時に判明するのです。

バイク保険の加入時には車検の有無に限らずしっかりと改造したバイクであることを任意保険会社側の求めに応じて報告しておくことが大切です。
改造したバイクを引き受けてくれるかどうかは、各保険会社の判断によって分かれます。
不安がある場合には、事前に複数の任意保険会社へ確認をしておくことがおすすめです。

オススメの記事

【保険で必要なもの】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
バイク保険で必要なものは?|完全ガイド

まとめ

この記事では改造したバイクでもバイク保険に加入できるのか、詳しく解説を行いました。
保険会社によって引き受けの基準は異なりますが、基本的に改造が合法であればバイク保険に加入することができます。
自賠責保険だけでは補償はどうしても少ないため、安全にバイクに乗車し、万が一の際に備えるためにもバイク保険に加入をしましょう。

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  • 記事を書いたライター
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岩田アキ

経歴:大手損害保険会社に勤務後、弁護士事務所で秘書として交通事故訴訟の調査に従事

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